上智大学比較文化研究所 上智大学比較文化研究所
食の

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about this project

本研究は、以下の2つの目的をもって企画されたものである。

それらは、まず第1に、グローバル化が進行する環太平洋圏地域において、「食」の消費がどのようになされているのかを、グローバル=ローカル相互作用を手 がかりとして検討し、食の消費に関する民族誌を作成することである。グローバル=ローカル相互作用とは、これまでよく議論されてきた「グローバル化=世界 標準化」あるいは「グローバル化=アメリカ化」という意味ではなく、グローバルな事象がローカル化される形で受容されたり、逆にローカルな事象がグローバ ルな事象に転化したりする複雑な過程を想定している。

第2に、フィールドワークに基づいた上記の研究を事例として、食の消費との関連で現在、新たに形成されつつある地場(local)、国家 (national)、地域(regional)、グローバル(global)なアイデンティティの様態を、社会学、人類学、経済学、経済史 さらに地域研究の手法を用いて検証することである。

なお、具体的な「ローカル」としては、中国(河北省、山西省、上海市)、フィリピン、マレーシア、メキシコ、ブラジルを事例として取り上げている。これら の地域は、いずれも近年において経済的・社会的・文化的にきわめて大きな変化を経験しているが、「食」という日常欠くべからざる事象に照射されるこうした 変化が、それぞれの「ローカル」に住む人々の世界認識の仕方にどのように作用しているのか、また逆にそうした認識がマクロな諸変化にどのような影響を及ぼ しているのかを明らかにすることで、いわゆる「グローバル化」が何物であるのかを把握する一助となるものと考えている。

GLOBAL FOOD PROJECTのウェブサイト

 

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