ADMP 1998年

 

SEARCH FOR THE ROLE OF CIVIL SOCIETY :
Development Partnerships between NGOs, Public Organizations, and Corporations
NGO, 公的機関及び企業間における開発協力:
市民社会の役割を求めて
1998年10月14日 - 1999年1月29日
目的

開発協力における、人々の協力と参加は年々その重要度を増している。冷戦時代の遺産とも言うべき二国間構造は形骸化し、市場のグローバル化や地域的統合が進む中、先進国は公的開発援助を減額している。しかし一方で途上国政府は、その限られた資金を国際競争力や比較優位を強化するために支出し、緊急を要する社会問題にはそのしわ寄せが来ているのが現状である。

こうした状況が世界的な規模で出現している今日、開発プロジェクトを効果的に推進するにあたって、企業とNGOは大事なパートナーとして位置付けられるようになった。その係わりかたはまだ限られてはいるものの、開発プロジェクトにおいて、積極的な役割を果たそうとする企業が増加し、公的機関の財政的負担の軽減につながっている。一方でNGOは、途上国政府が無視している領域も含む、幅広い分野で積極的に人々の参加を求め、利用されていなかった人的資源を動員している。 このように、開発協力のあり方は多様化している。しかし、その評価をめぐっては諸説紛紛としており、また多くの場合、評価すること自体時期尚早とも考えられる。特にNGOとの協力体制はごく最近の傾向であり、次世紀に向けて市民社会が果たすべき役割の重要さを示唆するものである。

第7回開発援助共同講座 (ADMP)ではNGO、公的機関、そして企業間の開発協力に焦点をあてる。 特にNGOによる、人々の政治参加、地方の開発、性差、環境、社会福祉、貧困などの問題への貢献、さらに国家の経済、政治そして社会的な発展に関して市民社会が果たすべき役割の模索といった問題に重点を置いていく。